祈年祭(併せて東北地方太平洋沖地震復興への祈り)

3月21日(月)午前10時半より、毛谷黒龍神社五大祭の一つ、祈年祭が

執り行われました。祈年祭とは、氏子地域の物産や営みの繁栄と実りを

祈る一年間の初めの大きいお祭りです。この祭りと対意する祭祀として、

11月にその恩恵と実りに感謝する新嘗祭が執り行われます。      

今日の祈年祭に氏子総代様30名の役員の方が参列し、厳粛に祭儀が

奉修されました。                                 

始めに、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災に遭われた

方への鎮魂(黙祷)が捧げられ、祈年祭の次第が進められて行きました。

【太鼓の合図と共に被災者への鎮魂】

【修祓-お祓い-】

【宮司一拝の後、献饌、祝詞奏上】

【氏子総代さんの役員の玉串拝礼 -祈年祭に併せ、被災地復興への祈りを捧げました。-】

【祭儀を修め、宮司、総代会長のご挨拶】

【市議会議員 奥島様も参列、ご挨拶を戴きました。】

【総代役員の皆様に、神社の年間行事などを説明し、協力をお願い申し上げました。】

 

4月には春祭り、7月の夏祭り、9月秋祭り(商工祭)、11月新嘗祭と、氏子様と共に

伝統の継承や神社の行事そして地域の模様を盛り上げて参りたいと思います。   

 

宮司は挨拶の中で、「地震にゆられ 火に焼かれても 越の民 よく耐えて ここにたちなおりたり ]

と昭和天皇様の御歌を発し、被災地への復興への想いを述べるとともに、伝統を守り続けていく

べくお願いを氏子様に説いておりました。                                

 

 

 

 

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東北太平洋沖地震について

この度の、東北太平洋沖地震での被災者の方々に衷心より哀悼の誠を捧げます。

 

3月21日毛谷黒龍神社の祈年祭におきまして、氏子総代会様崇敬者様とともに、

人命救済及び被災地復興祈願祭を併せて執り行わせて戴きます。

 

祭典午前10時30分より奉修、ご参列自由。

 

神社社頭に今回の東北大規模地震における被災者の為の

人命救済と復興支援を目的とした義揖金の募金箱を設置

させて戴きました。記帳用紙も用意しておりますので、

ご協力戴けますようお願い申し上げます。

 

我々も小さな力を集め、復興に向けて何か行動を起こしましょう!

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節分、禊ぎ、・・・

2月3日は節分祭を奉修し、3日とこの前後の土曜日と日曜日には

厄除け祈願、受験の合格祈願、家内安全と家族の神恩を祈る

節分祈願祭が恙なく執り行われました。

2月7日、私も所属をしている福井県神道青年会の

毎年恒例の禊ぎ錬成が執り行われました。

神道青年会とは、45歳以下の神職で組織されている団体で

終戦直後、神社本庁設立とともに立ち上げられ、今年度は

当会の60歳を迎え、先祖から受け継がれた日本の礎と国柄を守り

教化、育成、日本の為になることを率先して実践活動を行っていく組織です。

2月7日の日は北方領土の日でもあり、日本という安定した国に早く北方四島が

戻ってきてきますようにと祈願を込めた禊ぎ錬成に挑みました。

朝7時より三国サンセットビーチで福井県内の若手神職の中の12名が参加し、

鎮魂行事によりて心頭を無にし、風の寒さ水の冷たさをもろともせず40分間の

寒中禊ぎに身を清め、誠の心を綿津見神(海の神様)にお伝え申し上げました。

この日は大安ということもあり、各神社の祭儀で

やむをえず参加出来なかった会員神職もおりました。

2月11日は、神社で紀元祭(建国記念祭)-日本の誕生日を祝うお奉り-が

70名程のご参列の中、厳粛に執り行われました。

通年を通して様々な行事がありますが、目立つためにやっているのでもなく、

商売的な要素も除外して、真剣に日本の国柄を護るための祭祀を、素直に

実践していくことが、神社神道における一つの揺るぎない基軸でもあります。

 

今にある常識と伝統的に受け継がれてきた常識を混載に受け入れてしまえば、

日本固有の精神を培う神社神道は成り立たなくなってしまうのでしょう。

「何が大事なのか」をこれからもしっかりと見定めて行きたいと思います。

 

 

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えびす祭・福餅撒布

1月10日(月)十日恵比須大祭が奉修されました。

【えびす祭福餅撒き神事を待つ参拝者】

 

 

ささやかな福の種が多くの人の心に咲きわいますように・・・。

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かわらけ割り

かわらけ(坏=さかずき)を割る神事がスタート。

昨年の12月12日大安の日に、

神奈川県の鎌倉宮(http://www.kamakuraguu.jp/)の

宮司様よりご教示を受け、厄割り石神事の斎庭を境内に

設置させて頂きました。

「厄割り石」とは、かわらけに息を吹き掛け、

身に潜む厄や穢れ、体の悪いものをかわらけにうつし、

そのかわらけを清め石にぶつけて割る儀式です。

本日までに4,000枚近くのかわらけが割られており、

正月参詣者を含め多くの方が、厄割り神事を行って頂いたのでしょう。

 

御祈祷でお越しになった方々にも、口頭でお勧めさせて頂いており、

厄祓いだけではなく、さかずきに一年の目標を念願し、さかずきが

きれいに割れれば割れるほど、その年は善い年であるとされ、

念願への計を試す場所ともなっております。

 

皆様はさかずきに何をたくされたのでしょう。

私も、

一、厄を御祓いください・・・

一、私も家族も健康でありますように・・

一、目標の仕事を実践させる。

一、五キロやせるぞ!

と祈念を入れ四枚のさかずきを割らせて頂きました。

さかずきに込めた事柄を守れるようにしようと思います。

 

厄割り石の斎庭に掲げてある【御成敗式目の第一条】

神職が大切にしている言葉が書かれております。

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正月三ヶ日

新年、明けましておめでとうございます。

平成23年の正月三ヶ日、約二万六千人を

越える参拝者が新年の初詣にお参り戴きました。

 

正月前の大雪にもかかわらず多くの御利益を仰ぐ方々が

力祈願のお授けと御神徳の還元とともに、一年の善い

スタートを迎えられたことをお慶び申し上げる次第です。

 

吹雪の合間、境内に差し込む来光

 

束の間の休憩時間、ふと境内に出たとき日が

差し込んできました。とてもきれいでした。(^^)

 

 

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新年の御札配りが始まりました。

今年も残すところ2週間となりました。

 

神社の御社殿も雪囲いを身に纏った装いとなり、

新年への用意が大詰めを迎えているところでございます。

 

さて本日より、毛谷黒龍神社の御札配りが始まりました。

伊勢の神宮より戴いた新しい御札と、毛谷黒龍神社の御札、

西宮恵比須神社の御札、火除けの鎮火神符を氏子さんの

各家々へ、一軒一軒神職が御札をお配りいたします。

 

この行事は、代々続いている年の瀬の伝統行事です。

 

私がこの御札配りを初めて教わったのは、

以前の横浜の修業先の神社さんでした。

戸数もかなり多く、4人の神職が何日も掛けて

お受け戴ける所へ一軒一軒お配り致しておりました。

義理人情穏やかな都会の中でも、地域色が激しい所は、

御札配りの最中に水を掛けられたり、罵声を浴びせられたり、

時には魚の処理水を掛けられることもありました。

 

昔のように伊勢神宮の御札、氏神様(地元の神様)の御札を

ご先祖が続けてきた手ぶりを我々の代で絶してしまわないようにと、

その想いで毎年御札配りをさせて頂いておりました。

 

大多数の氏子さんが神社を大事にして戴ける方々ばかりで、

御札配りだけではなく、夏のお祭りや御正月の初詣といった

神社の行事は滞ることなく鎮かに修められるのでしょう。

御札配りで氏子地域宅にお伺いしたとき、そこにお住まいのご家族や

店舗や会社で働いている方々の変わらないお顔を拝見することで、

「今年も元気でよかった!安心した。」とお互いに感じることができます。

 

その時の背景によって冷たい風や熱い風を受けつつ、修業先で

神職としての個人力を、精神面でかなり鍛えられました・・。(^^)

 

福井でその成果を生かし、先代そして現宮司の背中を想い出しながら、

絶やすことなくこれからも御札配りを続けて行きたいと思います。

 

〈伊勢の神宮の御札「神宮大麻」〉

 

御札の御祀りのしかたは、

先ず、御札の包んでいる薄紙を

取り外して戴いてから、

一つ扉の神棚を御奉りされている

ところは産土神社の御札の上に

伊勢の神宮の御札をかさねて、

3つ扉の神棚の場合は、真ん中に

伊勢の神宮の御札、向かって右に

産土神社の御札、向かって左に

崇敬神社の御札を御奉り致します。

 

御神徳(パワー)の宣揚(リリース)は、

先ず伊勢の神宮の御札を御奉りすることからお勧め致します。

 

 

 

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七五三参りと願掛け石

今日は、日曜日にて七五三参りの御祈祷の方、

力の御利益を授かる多くの参拝者がご参詣になられました。

 

願掛け石にお願い事をするおとこのこ(^^)。

 

お願い事をしてから、小さい石で三回願掛け石をたたいて手をあわせます。

願掛け石をたたくとキ~ンと音が鳴ります。

 

 

たのしそうだね(^ー^)★

お願い事、叶うとイイね!

 

 

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総代研修旅行〈熱田神宮〉

9月28日、福井県神社庁福井支部総代会研修旅行が執り行われました。

福井市内の各神社よりご参加頂いた総代さんとともに熱田神宮を参拝致しました。

おたてかえにより、とても綺麗な社殿でした。

一般参拝の拝殿正面に多くの参拝者が神前に祈りを捧げておりました。

熱田神宮の神職さんより御祓いをうけ、その後御垣内の中に入り

正式参拝を行わせて頂きました。正式参拝とは、神社の参拝の際、

神職から御祓いをうけ、玉串(榊)を神前にお供えし

二拝二拍手一拝をする正式な参拝方法です。

参拝後、神職さんより熱田神宮の建築様式や

耐震等の防災関係のお話をうけました。

神楽殿にて御神楽を奉納、宝物殿を拝観致しました。

福井市内各地でそれぞれ神社をお守りする総代においては、

それぞれの神社に取り入れる要素を宣揚すべく

有意義な研修旅行を過ごすことができたように思われます。

宝物殿を出てバスに向かう前、3羽の神使に出会い、

神使は微動だにすることなく私たちの帰路を見つめておりました。

 

※神社庁とは、神社本庁(伊勢の神宮を本宗と仰ぐ全国約八万社の神社を包括組織)の

傘下である47都道府県各管内の神社を包括する機関です。

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バードグリーンホテル 天緑殿 の御新調

9月1日の大安吉日、バードグリーンホテル(福井市西開発)の挙式神殿が新しく完成し、

殿内の御神座に、黒龍大明神の分御霊(ワケミタマ)が厳かに奉遷されました。

 

新たに完成された式場は、ホテル業界における挙式施設としては、県内唯一とも言えるほどの

広く安定した空間と次第設備が整った環境で、これから御式を挙げられる新郎新婦には悦ばしく

他にはない御二人の調べをお贈りされることが約束されるでしょう。

 

神殿の御扉内に御神霊を奉安

 

 

正面の左右にはスクリーンが設置され、新郎新婦の

思い出や生い立ちの映像を送ることができます。

 

 

式場を拝観されている御一組

 

 

参列する親類や友人が、映像を通して、門出を迎える

御二人を解り合うことも、今の世に必要なのかもしれません。

 

 

 

黒龍宮の御神威を分かつバードグリーンホテル天緑殿で

心から信頼できるパートナーと誠の坏を交わしましょう!

坏は神徳(パワー)を戴ける神器の一つ。

 

 

 

 

バードグリーンホテル★【http://www.birdgreen-hotel.com/sinden/index.html

 

 

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