もうすぐ6月、神社の木々も青々と栄え、新緑(神力)の
増す季節となりました。境内の木々が世情の移りゆきに
臆することなく、生命の更新を続けている様に並行して、
神社の月初めには、注連縄を替え、新しい榊を奉り、神饌
を供し、日々の感謝と新しい祈りをそれぞれに捧げられます。
早朝、社務所(自宅)の神棚のお掃除と注連縄、榊を新たに。
御霊舎(みたまや)御先祖を祀る家庭の社の新調。
家の弁財天の注連縄新調とお掃除。
神社は、いつもよりちょっと大きめのお掃除を終えた後、
注連縄の紙垂を取り替え、神饌を普段より多めに供え、
それぞれの神様に月初めの御参り(祝詞奏上)を致します。
月初め=憑き(幸運)が始まる(恵まれる)といった意味で、
福井市内のご商売をされている会社、企業、飲食店舗では
それぞれに奉る神棚の前で、月次祭として行われています。
いまでも繁盛している、経営維持している、社員の特別な災い
なく、平穏に営まれている企業が謙虚な姿勢で月次祭を修めて
おります。初心を忘れない、感謝を忘れない、安全を忘れない、
業(わざ)を忘れない、忘れない(我が廃れない)・・己がスタれ
てしまわないように気を引き締める上でも、月次祭は重要でしょう。
企業が成長するならば、営む心(気持ち)も更新させると
上手く事が運ぶのかもしれませんね。(^^)