親子参宮旅行(伊勢神宮)

福井県神社庁で主催される毎年恒例の親子参宮旅行が執り行われました。

今年は8月2日~3日に開催され、夏休み企画として多くの子どもたちが参加

して頂けました。この旅行は、小学生以上の子どもたちを対象に、そのご両親、

またお友達同士での参加もでき、「親子で行く伊勢神宮」と題し、2日間私たち

福井県の若手神職が子どもたちの楽しい思い出作りのお手伝いをする企画です。

 

1日目は、明朝に福井県護国神社をバスで出発し、福井駅東口、鯖江インター、

武生インター、敦賀インターとそれぞれの集合場所に立ち寄り、県内から集まった

子どもたち同士やご家族を載せ、いよいよ参宮旅行の旅路へとバスを走らせます。

本来の目的は、神道をもっと知って頂こうと神社の本崇である伊勢の神宮にお参

りして頂くツールを企画した次第ですが、旅行日程すべてが神社参拝や歴史資料

施設等の見学だけでは、子どもたちの折角持つ純粋に楽しみな心がマイナスに

なってしまうので、1日目の日中は長島スパーランドで、のびのびと夏休みの

思い出作りの一つとして、絶叫系乗り物の多いレジャーを楽しんで頂きました。

 

【子どもたちに付き添い無理矢理絶叫マシーンにのさせられる若手神職】

私は、カゲでみまもっていました。(^^)嫌いではないのですが・・

 

長スパでアトラクションやアウトレットショッピングをそれぞれ楽しまれた後、いよいよ

伊勢の神宮へ・・。伊勢神宮にある神宮会館が宿泊施設で、夕食を召し上がった後、

神職と行くならではの伊勢神宮「内宮」の夜間参拝をめざします。普段は入れません。

 

【夕刻、神宮の神職さんのご案内のもと、静まりかえった夜の内宮へ・・】

 

【夕刻時の内宮第一鳥居】

【宇治橋を渡る親子参宮団】

 

尊く閑かに内宮をお参りするときは、男性は背広着用、女性の方やお子様はそれに準じた

華美ではない服装で謹んで参拝致します。とても暑いですが、これもまた精神修行の一つ。

 

 

【私語を慎み、参道を歩む足音が進むにつれ、参進する皆が清浄な心持ちになっていきます。】

 

【手水舎についた頃はすでに日が落ち、ここでお参りする前に手と口を洗い身を清めます。】

 

【フラッシュ禁止にて真っ暗でわかりづらいですが、常夜灯がついているところが内宮正宮】

 

もちろん正宮の鳥居を潜ったら撮影は一切禁止です。子どもたちも親御さんも神妙な面持ちで

内宮に向かいみんな一緒に二礼二拍手一礼の作法でお参りを致しました。次は風日折宮へ・・

 

【風日折宮―風の神―を祀る御社を参拝】

 

1日目の日程を修め、皆神宮会館へもどりそれぞれの夜を過ごしました。

子どもたちは今も昔も変わらず部屋に集まって枕投げをしていたような・・。

 

2日目は朝食を済ませ、伊勢の神宮「外宮」を御垣内参拝、参拝後外宮

神楽殿で神楽を奉納。神楽殿では神職からお祓いを受けた後、神饌が供えられ、

祝詞奏上、神楽「倭舞(ヤマトマイ)」が奉奏され、みんなでお参り、直会のご神酒を

戴き、神宮祭典 の関係資料や御装束神宝、 歴史や参宮についての史料を展示

されている神宮徴古館を見学。その後、内宮で御垣内参拝を行い摂社を参拝し、

おかげ横町にある「すし久」(てこね寿しが有名)でみんなで最後の昼食を執り、

帰郷時間まで各々自由行動にておかげ横町を堪能して頂きました。バスに戻って

こられたご家族は、「赤福餅」をたくさんおみやげに購入された方々、伊勢うどん、

豚捨のコロッケ、赤福氷、白鷹(酒造)など色々な物産を堪能された方や、お小遣

いをもらってお友達同士おかげ横町を駆けめぐる子どもたち、夏の善き思い出になった

のではないかと感じました。福井県内の神社では、滅多に神楽の舞を見ることはでき

ないですし、色々な日常と違うことを体験して、また、日本の心のふるさとである伊勢の

神宮を肌で受け止め、子どもたちが立派に成長する一つの糧になればと願っております。

 

来年もまたこの「親子で行く伊勢の神宮参拝旅行」に多くの子どもたちやご家族が参加して

戴きますことこころから願っております。未来を担う福井の子どもたちが日本人らしくある為に!

 

 

 

【偶然撮影できた、可愛い子どもと神宮「内宮」の鶏】

 

 

 

 

 

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