カテゴリー別アーカイブ: 神社の仕事

神社のお仕事を少しずつ紹介していきます。

月次祭、ご神酒

神社のお掃除をしていたときふッと側のストックしてあるご神酒に目がいき、 ご神酒の後ろのラベルをみてみました。先頃、神社の総代さんと兵庫の西宮 神社に行ったとき、神戸(灘)や西宮に有名な酒蔵が沢山あったことを思い出 し、「あるかな~」と思いつつご神酒のラベルをみたところ、何本か灘で作られ た日本酒がありました。(^^) 神社に上がる(御供えされる)日本酒は、神社 の春・夏・秋のお祭り、11月23日の新嘗祭、御正月、十日えびす祭、節分祭、 紀元祭(建国記念祭)、祈年祭で氏子総代さんや崇敬者、無事お子様がお生ま れになられたご家族、めでたく受験に合格された方などの各御祈祷を受けられた 参拝者、会社企業やその経営者、飲食店様、時には著名な神社様がご奉納され ます。その御供えに上がったご神酒を毎日神器に注ぎ神前へ御供えしております。     【御神酒は少しずつ神饌所(しんせんじょ)へ移し、一日約2合ずつ御供えします。】       今日は毎月一日の月次祭が執り行われました。新しいお神酒も神前へ・・(^^) 月次祭では、毛谷黒龍神社の氏子様と崇敬者様の繁栄と安全を、また参拝芳名録 を神前に供え参拝奉名録に記入された方々の祈念を祝詞に託します。神社の月次 祭が奉修したあと、ご依頼の各々の企業様の会社や店舗数社へお祓いに行きます。   【店舗の月次祭 「うな信」様 】 うな信様の食ベログ情報→http://r.tabelog.com/fukui/A1801/A180101/18000204/dtlphotolst/ 「中むし」は女性やお年寄りにもマッチ!ホント美味しいですよ~(^ー^)。      

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七五三詣りの流れ

10月半ば過ぎると七五三詣りの方が12月初め頃にかけて御祈祷に 来られます。大半の方は、(土)(日)にお参りされる方が最近の傾向 で、平日の日の良い日でも七五三詣りに来られる方が段々と増えて きました。福井の方はもちろんの事、県外からお越しの方も増えています。   現代の世の中だからこそ、神社個別の特色や一生に一度へのこだわりを 求め実践される親御様が増えてきたからでしょう。「吟味する」「吟味できる」 力があることは、わびさびを知る日本の善いの文化の一つであると感じます。 又神社としてもそれをプラス思考で、善い意味で受け止めたいと思っております。   毛谷黒龍神社の七五三詣りは、受付で親御様とお子様のお名前、ご住所、を記入 して頂きます。この時、お連れの方のお名前とお歳と記入していただければ、祝詞で 一緒に神前へ読み上げさせて頂くのが当神社のスタイルです。   極力、七五三の場合、ご家族様一組ずつお子様に対してのお祓いを行う方法を 執っておりますので、一変にたくさん(数組)の方が来られると支えます。次の 御祈祷の方は10分程お待ちいただければ、お呼びすることができますので、境内で 記念撮影をしたり、隕石(願掛け石)やさかずき割りをしていただくこともできます。 七五三祈祷の数をこなすための神社ではないので、ご了承頂きたいと思います。   特別な御祈祷を行った後は、力御守り(小)をお授け致します。   【“力と知恵を授ける力御守り”赤と黒どちらかをお子様に選んで頂きます。】 焼き印の力(ちから)絵馬は、お祓いの終了後お子様にお願い事を書いて頂き、 絵馬掛けに奉納して頂きます。御守りと絵馬とともに、千歳飴とお下がり(玩具)をお渡し致します。 おもちゃもありますが、七五三詣で本来のしっかりとした御守りと千歳飴をお子様に差し上げます。   【隕石と伝わる願掛け石をたたいてみましょう!】     七五三のお祓いが終わり次第、境内の色々なところで思い出の写真をとって頂けます。 思い出のベストショット、忙しくなかったら神主さんが全国パワースポットの一つになった理由の場所を ご案内することもできます。忙しくなかったらですが・・;(^^)    

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今日はアスリートとして・・・

10月2日、私自身2回目となる福井マラソンに参加致しました。   今年は約8,000名強の県内外の方がエントリーされたそうです。   5㎞、10㎞、ハーフの3種目あり、私は4人一組5㎞団体のひとり として出場させて頂きました。兵庫の姫路に住んでいた幼い頃、 姫路城城下マラソンや福井に引っ越してきてから小中高校と毎年 10位以内に入っていた実績と、剣道、水泳、陸上、野球をやって いたんだというだいぶん昔の根性だけを引っ提げて、スタートラインに!   スタート地点付近では、ウォーミングアップをしている人や精神を 研ぎ澄ましている人、全体が異様な緊張感に包まれておりました。   【スタート直前、皆の緊張感MAXが伝わってきます。】   スタートから約700メートル地点、当毛谷黒龍神社の氏子地域の 毛矢町大通りを駆け抜けます。沿道には、神社の氏子さんや近所の おばちゃん、ガソリンスタンドの店長が応援に立っており、ここを通り 過ぎるまでは気が抜けないところです。ですが・・30歳半ば、日頃の 運動不足が祟って7割の力で最初の1㎞を走れば段々心が折れ そうになってきます。県内の神主さんたちのなかでも運動力に関 しては自信がある方ですが、持久力はやはり日頃から運動してい ないと30代クラスで、覿面に差が表れることを痛感しました。2㎞ 過ぎ、ここからはゴールまで、ほぼ自分との戦いになってきます。   5㎞は距離が短く感じる分、選手のペースがそこそこ速く、3㎞過 ぎてから延びていく人と脱落していく人の差があったように思います。 体力的なものが30歳越えると、やっぱり衰えてくるんですかね・・・;   ゴール地点の運動公園陸上競技場と県営体育館と県営球場の前 には、完走を終えてクールダウンをはかるも充実感の満ちた空気に 包まれておりました。神主さんというとお堅いイメージがありますが、 一般のマラソンに参加する庶民的思考の神主さんも黒龍神社ならでは。   ケガせず無事完走できました。タイムは昨年より1分程遅く(;.;) 30代5㎞878人中437位、明日から毎日筋トレしなくては・・・!   何にせよ、県民性をMyリフレッシュすることができたので良かったです。     … 続きを読む

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階段の手すりを新しくしました。

9月5日、神社の正面階段の手すりを新しく致しました。 私が小さいころからあった手すりなので、30年くらいた つのでしょうか、お年寄りや足のお悪い方が利用されて きた手すり、何階もサビた部分にペンキを塗るなどをして 補修してきましたが、痛みも激しく、お宮の景観にも善く ないので、ステンレス製のものに新調させて頂きました。       お参りされる方へ心地よく参拝して頂くために、境内の整備はかかせない所です。 冬には雪が積もり、以前の鉄の手すりよりは、些か冷たさが和らぐのではないかと おもっております。神社のきれいにしないといけないところはまだまだありますが、 諸社の為、地道にちょっとずつきれいにしていければいいかなーと想っております。     七五三の子どもたちのつかっていただける姿がとても楽しみです。(^^)    

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地鎮祭、力御守、七五三参り

7月18日は大安祝日にて、賑やかな一日でした。 早朝より、地鎮祭がありました。 毛谷黒龍神社の地鎮祭の祭壇 神饌も榊も新鮮なものを使います。   ―力御守― 主人が病気に掛かりがちで・・ 手術する人がいて・・・ 子どもが明日試合なので・・、 気力を戴きたくて・・ 外国人のお友達にプレゼントしたいので・・・ 元気になりたい・・、 運を戴きたい・・・、色々な想いを抱かれた方がお参りと力御守りを受けに来られました。   ―七五三の参拝で記念撮影― ご予約されていた、今年最初の七五三参りが執り行われました。 色々な諸事情によって、早めに七五三詣でのお祓いを受けにこられる ご家族が7月8月にかけて参拝されます。  海外へ行ってしまうので、 県外に引っ越してしまうけどどうしてもここで七五三を受けときたい・・、  その他、いろいろなご都合でお参りに来られるご家族がおられます。 とにかく「おめでとう!」(^^)b   午前午後と初宮参りと安産祈願を奉修し、この日は夕刻より、 米寿のお祝いが執り行われました。人生儀礼は家族の心を 確かに繫いでゆく重要ツール。いつの日か、和と絆の支えに・・。    

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米寿のお祝い

7月18日、毛谷黒龍神社のおばあちゃんの88歳を祝う、 米寿のお祝いがユアーズホテルで執りおこなわれました。   二十歳の頃に京都から毛谷黒龍神社に嫁いで68年の歳月 を迎えました。戦前より福井空襲や福井地震、激動の時代 から神社をかげからささえてきたおばあちゃん。おばあちゃんと 交わすいつものなにげない想い出話のなかには、歴史の生き 証人ともいえる深く感じさせられる大切なものがたくさんあります。   ひとつのエピソード※ 「今年の夏は暑いね~。京都の祇園祭もたぶん暑いやろうの~。 私も福井にきてもう68年目やけど、毎年この時季になると京都の 祇園祭を思い出すね。祇園祭になるとお母さんがきんちゃく寿司を 作ってくれてなー、それを姉ちゃんや家族で食べるのが好きやった んや。八坂にいたときのいい想い出やった・・。昭和18年に福井へ きてなーその2年後に福井空襲があったんや。お昼ご飯の仕度 したら空襲警報がなってな、B29の飛行機が飛んでくる音がわかっ たんや。私の旦那のお父さんと神社のうしろに隠れ逃げたんやわ・・。 そしたら数分もたたんうちに飛行機の大群がきて焼夷弾をおとした んや。もう神社の前の道でバーンバーンって弾ける音がひどくてな、 ちょうどその頃うちの旦那(前宮司:山本治)が福井神社の当直の 日でな、福井神社の御神体をおんぶして黒龍神社のうしろに走っ てきたんや。お父さんが「治、よくやった!よくやったな!!」って 泣きながら旦那を讃えなってな。あとで聞いたら治さんは生まれて 初めて神主として先代のそのお父さんに本気で褒められたんやっ ての~。爆弾が落ちてくるなかを、神様をおんぶして県庁のところ からこの神社まで走ってきなって、神様を燃やしてはならんという 神主としての心にお父さんも、神社のうしろに一緒に避難していた 近所の人も、ひどく喜んでなったのー。それがあって「戦争なんか に負けてなるものか」って不安だった気持ちが復興の負けん気に なってなー。一晩神社のうしろで過ごして朝境内からあたり見回 したら福井市内なんにもなかったよ。ここの神社は山の際にある からかの~焼けんかったんよ。神社社務所の前に大きな銀杏の 木があってその銀杏の木が水を噴いての~、福井神社の神様を 黒龍さんの本殿に合祀しての、だからここの神様も、福井神社の 神様も焼けてない神様やから大事にせなあかんのやよ。いまの 神主さんたちがそうゆう歴史を知っているかはわからないけれど、 本当に大変な時代やった・・。」「なにもない状態から福井の人は バラックで家を建ててあるもので耐えながら徐々に復興していった。 福井の人はすごい頑張ったんよ。ここの神社の社務所も5組の … 続きを読む

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東北太平洋沖地震について

この度の、東北太平洋沖地震での被災者の方々に衷心より哀悼の誠を捧げます。   3月21日毛谷黒龍神社の祈年祭におきまして、氏子総代会様崇敬者様とともに、 人命救済及び被災地復興祈願祭を併せて執り行わせて戴きます。   祭典午前10時30分より奉修、ご参列自由。   神社社頭に今回の東北大規模地震における被災者の為の 人命救済と復興支援を目的とした義揖金の募金箱を設置 させて戴きました。記帳用紙も用意しておりますので、 ご協力戴けますようお願い申し上げます。   我々も小さな力を集め、復興に向けて何か行動を起こしましょう!

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かわらけ割り

かわらけ(坏=さかずき)を割る神事がスタート。 昨年の12月12日大安の日に、 神奈川県の鎌倉宮(http://www.kamakuraguu.jp/)の 宮司様よりご教示を受け、厄割り石神事の斎庭を境内に 設置させて頂きました。 「厄割り石」とは、かわらけに息を吹き掛け、 身に潜む厄や穢れ、体の悪いものをかわらけにうつし、 そのかわらけを清め石にぶつけて割る儀式です。 本日までに4,000枚近くのかわらけが割られており、 正月参詣者を含め多くの方が、厄割り神事を行って頂いたのでしょう。   御祈祷でお越しになった方々にも、口頭でお勧めさせて頂いており、 厄祓いだけではなく、さかずきに一年の目標を念願し、さかずきが きれいに割れれば割れるほど、その年は善い年であるとされ、 念願への計を試す場所ともなっております。   皆様はさかずきに何をたくされたのでしょう。 私も、 一、厄を御祓いください・・・ 一、私も家族も健康でありますように・・ 一、目標の仕事を実践させる。 一、五キロやせるぞ! と祈念を入れ四枚のさかずきを割らせて頂きました。 さかずきに込めた事柄を守れるようにしようと思います。   厄割り石の斎庭に掲げてある【御成敗式目の第一条】 神職が大切にしている言葉が書かれております。

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新年の御札配りが始まりました。

今年も残すところ2週間となりました。   神社の御社殿も雪囲いを身に纏った装いとなり、 新年への用意が大詰めを迎えているところでございます。   さて本日より、毛谷黒龍神社の御札配りが始まりました。 伊勢の神宮より戴いた新しい御札と、毛谷黒龍神社の御札、 西宮恵比須神社の御札、火除けの鎮火神符を氏子さんの 各家々へ、一軒一軒神職が御札をお配りいたします。   この行事は、代々続いている年の瀬の伝統行事です。   私がこの御札配りを初めて教わったのは、 以前の横浜の修業先の神社さんでした。 戸数もかなり多く、4人の神職が何日も掛けて お受け戴ける所へ一軒一軒お配り致しておりました。 義理人情穏やかな都会の中でも、地域色が激しい所は、 御札配りの最中に水を掛けられたり、罵声を浴びせられたり、 時には魚の処理水を掛けられることもありました。   昔のように伊勢神宮の御札、氏神様(地元の神様)の御札を ご先祖が続けてきた手ぶりを我々の代で絶してしまわないようにと、 その想いで毎年御札配りをさせて頂いておりました。   大多数の氏子さんが神社を大事にして戴ける方々ばかりで、 御札配りだけではなく、夏のお祭りや御正月の初詣といった 神社の行事は滞ることなく鎮かに修められるのでしょう。 御札配りで氏子地域宅にお伺いしたとき、そこにお住まいのご家族や 店舗や会社で働いている方々の変わらないお顔を拝見することで、 「今年も元気でよかった!安心した。」とお互いに感じることができます。   その時の背景によって冷たい風や熱い風を受けつつ、修業先で 神職としての個人力を、精神面でかなり鍛えられました・・。(^^)   福井でその成果を生かし、先代そして現宮司の背中を想い出しながら、 絶やすことなくこれからも御札配りを続けて行きたいと思います。   〈伊勢の神宮の御札「神宮大麻」〉   御札の御祀りのしかたは、 … 続きを読む

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7/20 夏祭が執り行われます。

気温33℃、こんなに暑いと海水浴に行きたい気分ですが、 明日は毛谷黒龍神社の夏祭りがあり、準備でいけません; 今日は、10:30よりバードグリンホテル様の神殿式場改修(リニューアル)に あたり、仮遷座祭(神殿に鎮まる御神体を、新しく神殿ができる間、仮の神殿におうつし する神事)を執り行いました。9月にはどのような式場が出来るか完成がとても楽しみです。   さて明日の7月20日は毎年行われる夏祭りです。 11:00から氏子総代崇敬者の参列のもと、神事が 執り行われ、献茶献花(足羽婦人会様)が奉納されます。 夏祭を納めた後、直会で参列された氏子崇敬者方々に お弁当と冷たいお素麺を振る舞います。 神社のおばあちゃんやその親類が集まり約40人分のお素麺をゆで、 京都で育ったおばあちゃんの確かな味でめんつゆが作られます。 神社のお祭りといえど春祭り秋祭りにはお弁当が用意されるのが、 現代の支流ですが、一年に一度日頃お世話をいただいている氏子総代の 皆様に心の籠もったおもてなしをさせていただきたいというおばあちゃんの やさしい気持ちが振る舞われます。冷たいお素麺とおばあちゃんの味・・ホント美味しいですよ!

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