【夏越の大祓神事】

今日の午前中は所用にて兼務神社へ行き、午後から御隣の足羽神社さんの

夏越大祓の準備(茅の輪の設置)を手伝いに行ってました。

足羽神社さんの茅の輪も完成するまで準備が大変ですが、福井の中でNO.1クラスの出来栄えです。

 pm7時半まで参議院選挙のお手伝いに行き、その後pm9時頃まで当神社の準備&参拝者の待機をしておりました。

 ワールドカップの日本対ウルグアイ戦始まってしまいましたね・・;

観たいけどしばらく我慢…..日本頑張れ!!

 

 さて、明日はいよい大祓(おおはらい)が神社で執り行われます。

年に2回、6月30日(夏越大祓)と12月31日(年越大祓)の半年に一回執り行われます。

人形に半年間自分がおかした罪や穢れ、災いや病気、怪我をうつし取り除く所作を行い、

心体一清にして夏を乗り越える、或いは心地よく新年を迎える儀式を古くから大祓という神事として伝わってきました。

 

 平安時代以前から続いているとされるこの人形神事の法(のり)を、

今も単純に受け継いで続けているのが神社の大祓式という行事です。

伝統的な作法を素直に受け継いでいくのが神社の一つの役目でもあり、

神職の使命でもあります。神職が日本にいる限り、むかーしから伝わる

日本の伝統文化は無くなることはないと思います。地域の知恵や技術、物に関わる伝統文化も

神社で奉納行事として御披露目をしたり地域の祭りに取り入れたり常に人の生活と縁があり、

国内にも色んなお考えを持つ方がおられるので故意に、また無闇矢鱈に

日本の伝統文化を破壊しようとさえしなければ、気美しい日本の文化は無くならないと想われます。

一つひとつのお祭りや神事をこれからも大切にしていきたいです。

 

 

祓串で参拝者それぞれ自己祓を行います。

 

茅の輪をくぐりお参りするときに読み上げる詞 

 

大祓式午後4時~(毛谷黒龍神社 境内 祓戸で)神職が参列者に向かって大祓詞を読み上げ、

大祓儀式として麻緒と幣物を八つに裂いて、人形そのあと参列者すべてを切麻(きりぬさ)で御祓をしてお参りして終了です。

基本は変わらないですがそれぞれ全国各地の神社によってやり方は様々。

どなたでも参列は自由にできます。

 

大祓祭午後8時~(毛谷黒龍神社 拝殿で)氏子や崇敬者・地域そして国の隆昌を祈念した祝詞を上げ、

大祓奏上(神太鼓を打ち鳴らしながら)後、神社に集まった人形すべてを三方に載せ宮司が持ち宮司自ら茅の輪をくぐり、

玉串を奉り拝礼して大祓祭は閉じます。終了後、pm9時より茅の輪をその日のうちに解体し乾燥するまで保管、

人形は茅の輪の葉で笹舟をつくりその中に人形を納め海に流します。

 

 

 茅の輪

 

各個人の茅の輪神事は上記の時間以外随時行っておりますので、

普段神社にお参りするような感覚でお越し戴けたらと思います。

 

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