人生儀礼
子授け安産祈願、初宮詣、七五三、入園入学報告祭、成人報告祭、結婚式、厄除け、還暦祝
人生における節々の儀礼として
古くから私たちは物事の節目に神社にお参りしたり、神様をお迎えしてきました。
神社に参拝して今まで無事であったことを神様に感謝し、
これからも更なるご加護を頂けますよう祈る大切な儀式です。
真心こめて祈ることが大切です。
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安産祈願
新しいいのちが体内に宿るのは全く神さまの思召すです 児童憲章
すべての愛子が心身ともに健やかにうまれるよう努める
氏神さまのお守りをいただいて、ひたすら身をつゝしみ心を正して、玉のような嬰児が生まれ出るようお祈りを捧げることは人の親としての至情であります。
毛谷黒龍神社の安産祈願
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初宮詣り
親の親その親々とたづぬれば みななぎなみのみすえなりけれ
安らかに生まれて来た愛児は、自分たちの子であると共に、みな氏神さまのみ末であります。初宮詣をしてみ氏子の一人に加えていたゞければ本当に心安らぐ思いがいたします。
氏神さまは必ず末の末までお見守り下さいます。
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七五三祝
三つ、五つ、七つ、
たけのこの様にすくすくと伸びて行く子供の姿は何ものにもかえがたい楽しみです。
思ふ事ありとも見えずをさな子の枕はなれてねたるすがたは
此の日お母さんやお姉さんに手をひかれて、氏神さまにお参りし、日頃の御神恩を奉謝すると共に尚この上のつゝがない成長をお祈りすることは何という美しい風習でありましょう。
毛谷黒龍神社の七五三
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入学報告祭
ま新しいランドセル、服や靴、子供たちの胸は希望にふくらみ、目はよろこびに輝いています。
僕は一年生、わたしも一年生、みんな元気でおりこうな一年生です。
家庭の生活から社会への生活の第一歩です。よく学び、よく遊んで、氏神様のみ氏子として、本当によい子になりますように、心をこめてお詣りいたしましょう。
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成人祭
一人前の若者となり娘となって、社会人として出発する日が成人の日です。
昔は元服式とも若衆入りとも申しました。
国民の祝日の条に「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」とあります。人生の厳粛な折目として氏神さまの御前に心から立派な社会人となることを誓いましょう。
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結婚式
花婿、花嫁、何という祝福された姿でありましょう。いざなぎ、いざなみ二柱の大祖神が始め給うた夫婦の道に神習つて、氏神さまの御前に固い妹背の契りを取り交わした両人の言いしれぬ感激に光り輝いているではありませんか。
かわることなき愛情をもって楽しい家庭を営んで行くことがそのまゝ大祖神のみ心です。
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厄除祭
「信号を構わず横切る者は自己の危険に於いてなすべし」これは米国の交通標語です。
四十歳前後は昔から初老と言って、人生の一つの峠、赤信号のついた峠です。
身体の上でも生活の上でも大きな変わり目です。この時期に神さまの御加護を念じ、身も心も洗い直して出発することは人生の大切なつゝしみです。こうしたつゝしみから行う厄除けの御祈祷は決して迷信ではありません。
毛谷黒龍神社の厄除け
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還暦祭
波乱の多い人生も一巡りして子や孫もにぎやかに栄え、身辺も落ち着つきを加えて、氏神さまの落ち着きを加えて、氏神さまのおかげをしみじみと噛みしめる時です。
山路きて 何やらゆかし すみれ草
仕事に追いかけられてこれまでは気もつかなかった人生の妙味-氏神さま、郷土、民族というようなことがつくづくと思い合わされて来ます。
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敬老祭
長い長い人生の荒波を乗り切って、七十,八十と生き永らえて来られたお年寄りの方を御招待し、いろいろな催し物などをしてねぎらつたり、およろこばせしたりすることは、 もっともゆかしい集いの一つです。
なほらひのおろしの神酒の一つきに われさへ神になる心地する
報告祭の御神酒を代わる代わるいただきながら、一体どんなことを思い出していられるのでありましょう。