毛谷黒龍神社夏の恒例祭が2日間斎行され、両日とも夕刻より
民謡踊りで賑わいます。
毎年夏祭りに午後7時から始まり、境内で踊るこの行事は今も昔も
着てる格好は違えども、続けられている行事です。
古事記の天の岩戸神話で伝わる、“天照大御神が建速須佐之男命の悪事に
心を痛め、天の岩戸に引き篭られ世は闇とかしさまざまな災いが起こり、
天宇受賣命が岩戸の前で賑やかしく踊り、集まった八百万の神々が楽しく
賑わう様子に、天照大御神も岩戸から御姿を出された。
天照大御神の意の間に天手力男神が岩を一気に取り祓った。
天照大御神がお出ましになられると世が瞬く間に明るくなり
世の一切の災いが消え失せた。”
この神話のルーツが民謡踊りや盆踊りという神様への賑わいの
源となっているのだろう。
古き昔から伝わる神様をおもてなすかたちは、様々にあります。
若い参拝者を・・、会社企業の方を・・、子育てしている母親を・・・と
参拝者をターゲット化する神社が急増している近年の傾向ですが、
老若男女問わず春・夏・秋・冬の祭礼を今後も大事にしていきたいと
願っております。